<出版社と著作権>
雑誌や書籍などの制作現場では,広告代理店のほかにデザイナー、ライター,エディター,カメラマンとたくさんのかたが携わるわけですが,とくに作家さん(著者)の持ち込んだ写真やイラストを信頼してそのまま出版物に利用するというのが著作権との絡みで出版社,編集プロダクションにとってとてもハイリスクな状況となっています。
出版社の著作権をめぐる紛争では,出版社は直接的な当事者としての侵害の場合だけでなく,間接的な侵害の場合の責任を問われる場面もあります。出版物の回収や廃棄が求められると損害は重大です。
出版社や編プロが書籍や雑誌に写真やイラストを使用するにあたって,著作権者や著作者に直接確認したかどうか注意義務が課される場合があって,出版現場の感覚では捉えきれないような判断が裁判所から下されている現実があります。

出版をめぐる著作権問題としては,最近の判例では以下のようなものがあります。

・八坂神社祇園祭ポスター事件
東京地裁平成20.3.13平成19(ワ)1126損害賠償請求事件

・東京アウトサイダーズ事件(控訴審)
知財高裁平成19.5.31平成19(ネ)10003等出版差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件

・サライ写真著作権事件
東京地裁平成19.5.30平成17(ワ)24929損害賠償請求事件


お問い合わせ/ご相談
[著作権HOME]