特定非営利活動法人知的資産経営たから

みなさま初めまして、弊法人理事をしております行政書士大塚 大(おおつかだい)です。
上から読んでも下から読んでも「大塚大」で、海苔はやっぱり「山本山」でございます。
ありがたいことに、名前と同じように身体は大きく成長することができましたが、最近は横に大きくなっていて、困っております(苦笑)。

さて、知的資産経営とわたくしの関わりですが、思い起こしますと、2007年に中小企業基盤整備機構主催で東京の大手町で開催された「中小企業のための知的資産経営フォーラム」を知人の公認会計士とともに聴講したのが初めてかと思います。
わたくしとしては、取扱い業務である著作権といった知的財産権の話と「知的資産経営」がどう関係するのか、というところが興味の中心でしたが、同席の知人は、当時CSR(企業の社会的責任)、環境報告書、IFRS(国際会計基準)の研究をしていることもあって、中小企業での「非財務情報」の今後の取り扱いについて、そのトレンドを推し量る、というものでした。
フォーラムに参加しての結論としては、「知的資産経営」と「知財業務」とはまったく別のモノであること、また、そのフォーラムの時点では、レポーティングも大企業へ当てはめる、ある特定の手法をそのままスライドさせたようなもので、中小企業に落とし込むにはまだ改善の余地がある、ということでした。
ただ、世界的な潮流として非財務情報が企業経営に重視されているということは感じる機会となりまして、それ以降、わたくし自身は「知的資産経営」の真ん中、というよりもその周辺に関わっているような状況ではありますが、知的財産報告書(IPレポート)といったものや有価証券報告書の「事業等のリスク」に現れる知的財産権や知財紛争といった事項の、「非財務情報の経営へのインパクト」というものを頭の片隅に置いているところです。
また、わたくし自身は、日本行政書士会連合会の専門員として著作権業務の普及啓発に関わって参りましたが、経済産業省の知的財産政策室が知的資産経営を担当していることも参考に、2008年に所属部門の名称が「知的財産部門」から「知的資産部門」へ改称されました。こうした動きは多くの諸先輩行政書士のご尽力によって、行政書士と知的資産経営の関わりが深まっていくことの反映かと思っておりますが、その後、日本行政書士会連合会そして単位会は、2010年以降、経済産業省主催の「知的資産経営WEEK」に参加しています。2010年のイベントをきっかけに、古賀智敏日本知的資産経営学会会長、内田恭彦山口大学経済学部教授、中森孝文龍谷大学政策学部教授にご指導を仰ぐこととなり、なかでも中森教授におかれましては、毎年イベントでご尽力をいただいている状況です。

さて、もともと、わたくしは経営者に寄り添って、経営自体を支援するというタイプの人間ではないため(!?)、契約書作成業務から透けて見えてくる「会社のありよう」といったものを踏まえ、あるいは、経営を左右しかねない重要な契約書の検討に関与する、というスタンスで間接的に経営といったものに関わる程度でした。
ただ、最近では営業秘密管理の観点を全面に押し出した提案の結果として顧問契約に結びつくといったことも出てきました。また、関係する団体の知的資産について地域資源としてのブランド化検討といった課題も出て参りました。今後は知的資産経営をより活かす仕事ができるのではないかと思っています。

弊法人「たから」のメンバーは多士済々、知的資産経営の実践については、わたくしは遠く彼らに及ばないところですが、自分の強みを活かした他者とは違った切り口で展開を今後もしていきたいと思っております。
これからも様々な情報を公私共々発信していきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人知的資産経営たから メールマガジン原稿(2014年6月28日記)

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