絵本の読み聞かせと著作権

親御さんが子供に対して絵本といった書籍を読み聞かせる原体験は、自分の過去を振り返っても、親から与えられた得がたい価値として素晴らしいものがあるかと思います。
もっとも、1対1、あるいは家族内での読み聞かせであれば良いのですが、それがインターネットで公開されたり、金銭が絡むとなると、著作権への配慮が必要で、話しは別です。

一般社団法人日本書籍出版協会サイトには、以下のような参考資料(ガイドライン)を掲載しています。
「お話会・読み聞かせ団体等による著作物の利用について」(2017年改訂版)
http://www.jbpa.or.jp/guideline/readto.html

また、日本図書館協会サイトには、「お話会・読み聞かせに関する著作権Q&A~児童書四者懇談会の「お話会・読み聞かせ団体等による著作物の利用について」の疑問点を中心に~」(日本図書館協会著作権委員会)が掲載されています。
https://www.jla.or.jp/portals/0/html/kenkai/200707.pdf

新型コロナウイルスの蔓延によって外出もままならず、インターネットを活用した学びの機会が増えていますが、ネットの動画コンテンツとして違法(公衆送信権侵害)な読み聞かせ動画が数多く配信されるようになり、例えば福音館書店では2020年4月16日付けプレスリリースで「絵本の読み聞かせ動画配信についてのお願い」を示しています。

「良いことだから」では済まされません。作品、作家さんを貶めることにならないように、充分、違法動画配信については注意が必要です。

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